なぜ今、塗り壁が人気?その理由とメリットを解説
家づくりやリフォームを考えるとき、「塗り壁」が気になる人が増えています。
昔ながらのイメージがあるかもしれませんが、実は塗り壁の良さが再び注目されているのです。
今回は、なぜ塗り壁が人気なのか、その理由やメリットをわかりやすくお伝えします。
塗り壁ってどんなもの?
塗り壁とは、壁の表面に漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)などを塗ることで仕上げる方法です。
職人さんが手作業で丁寧に塗るので、壁紙とは違った味わいのある仕上がりになります。
なぜ塗り壁が人気なの?
1. 自然な素材だから体にやさしい
塗り壁に使われる漆喰や珪藻土は、化学物質をあまり使わない自然な素材です。
そのため、家の中の空気をきれいにしてくれる効果もあります。特に、小さい子どもがいる家では、安心して使える素材として人気があります。
2. 部屋の湿気を調節してくれる
日本の家では湿気が多いとカビが生えたり、逆に乾燥すると肌やのどが痛くなることがあります。
でも、塗り壁は空気中の水分を吸ったり出したりして、部屋の湿度をいい感じに保ってくれます。これが「調湿(ちょうしつ)」といわれる機能です。
3. デザインがおしゃれ
塗り壁は、職人さんが一つ一つ手作業で塗るので、壁紙のように同じデザインではありません。
そのため、世界に一つだけの特別な壁ができるのです。おしゃれで、個性を出したい人にぴったりです。
4. 家が快適で静かになる
塗り壁には音を吸収する力があります。だから、外からの騒音が気になりにくくなったり、
家の中の音が響きにくくなったりします。特に隣の部屋の音が気になる人にはおすすめです。
塗り壁のメリット
空気をきれいにしてくれる
漆喰にはアルカリ性という性質があり、空気中のにおいや有害な物質を吸い取ってくれます。これで部屋の中の空気がきれいになるんです。
長持ちする
塗り壁は丈夫なので、壁紙よりも傷がつきにくく、汚れが目立ちにくいです。少し傷がついても部分的に塗り直しができるので、長く使えます。
火に強い
漆喰は燃えにくいので、火事が起きても壁が燃え広がりにくいという安全性もあります。
お手入れが楽
汚れても軽く拭くだけで大丈夫なことが多いので、お手入れも簡単です。
塗り壁のデメリットと対策
塗り壁にはデメリットもありますが、工夫することで問題なく使えます。
初期費用が少し高い
職人さんが手作業で仕上げるため、壁紙よりも初めの費用が高くなります。
でも、塗り壁は長持ちするので、何度も貼り替える必要がありません。長い目で見るとお得になります。
施工に時間がかかる
塗り壁は乾くのに時間がかかることがあります。そのため、工事の日程に少し余裕を持つと安心です。
汚れが目立つこともある
白っぽい塗り壁は、手垢などがつきやすいこともあります。
ただし、汚れにくい加工がされた素材を選んだり、定期的に掃除すれば問題ありません。
塗り壁を取り入れるときのポイント
専門の職人さんにお願いする 塗り壁は職人さんの技術で仕上がりが変わります。
実績のある専門家にお願いするのが安心です。
自分に合った素材を選ぶ 漆喰や珪藻土、それぞれの特徴を理解して、自分たちの暮らしに合ったものを選びましょう。
メンテナンス方法を確認する 塗り壁の種類によってお手入れ方法が違います。施工前に確認しておくと安心です。
まとめ
塗り壁が人気の理由は、自然素材を使った体にやさしい壁であること、
湿気を調節して快適な空間を作ってくれること、そしてデザインがおしゃれなところです。
「健康的で快適な家に住みたい」「おしゃれな家にしたい」と考えているなら、塗り壁はとても良い選択です。
少しでも気になる方は、ぜひ専門家に相談してみてください。あなたの理想の住まいを実現する、素晴らしい選択肢になるはずです!