なぜ今、塗り壁が人気?その理由とメリットを解説

公開日:2024/11/28(木) 更新日:2024/11/28(木) 家づくりのこと

リビングのイメージ写真

家づくりやリフォームを考えるとき、「塗り壁」が気になる人が増えています。

昔ながらのイメージがあるかもしれませんが、実は塗り壁の良さが再び注目されているのです。

今回は、なぜ塗り壁が人気なのか、その理由やメリットをわかりやすくお伝えします。


塗り壁ってどんなもの?

塗り壁とは、壁の表面に漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)などを塗ることで仕上げる方法です。

職人さんが手作業で丁寧に塗るので、壁紙とは違った味わいのある仕上がりになります。


なぜ塗り壁が人気なの?

1. 自然な素材だから体にやさしい

塗り壁に使われる漆喰や珪藻土は、化学物質をあまり使わない自然な素材です。

そのため、家の中の空気をきれいにしてくれる効果もあります。特に、小さい子どもがいる家では、安心して使える素材として人気があります。

2. 部屋の湿気を調節してくれる

日本の家では湿気が多いとカビが生えたり、逆に乾燥すると肌やのどが痛くなることがあります。

でも、塗り壁は空気中の水分を吸ったり出したりして、部屋の湿度をいい感じに保ってくれます。これが「調湿(ちょうしつ)」といわれる機能です。

3. デザインがおしゃれ

塗り壁は、職人さんが一つ一つ手作業で塗るので、壁紙のように同じデザインではありません。

そのため、世界に一つだけの特別な壁ができるのです。おしゃれで、個性を出したい人にぴったりです。

4. 家が快適で静かになる

塗り壁には音を吸収する力があります。だから、外からの騒音が気になりにくくなったり、

家の中の音が響きにくくなったりします。特に隣の部屋の音が気になる人にはおすすめです。


塗り壁のメリット

空気をきれいにしてくれる

漆喰にはアルカリ性という性質があり、空気中のにおいや有害な物質を吸い取ってくれます。これで部屋の中の空気がきれいになるんです。

長持ちする

塗り壁は丈夫なので、壁紙よりも傷がつきにくく、汚れが目立ちにくいです。少し傷がついても部分的に塗り直しができるので、長く使えます。

火に強い

漆喰は燃えにくいので、火事が起きても壁が燃え広がりにくいという安全性もあります。

お手入れが楽

汚れても軽く拭くだけで大丈夫なことが多いので、お手入れも簡単です。


塗り壁のデメリットと対策

塗り壁にはデメリットもありますが、工夫することで問題なく使えます。

初期費用が少し高い

職人さんが手作業で仕上げるため、壁紙よりも初めの費用が高くなります。

でも、塗り壁は長持ちするので、何度も貼り替える必要がありません。長い目で見るとお得になります。

施工に時間がかかる

塗り壁は乾くのに時間がかかることがあります。そのため、工事の日程に少し余裕を持つと安心です。

汚れが目立つこともある

白っぽい塗り壁は、手垢などがつきやすいこともあります。

ただし、汚れにくい加工がされた素材を選んだり、定期的に掃除すれば問題ありません。


塗り壁を取り入れるときのポイント

専門の職人さんにお願いする 塗り壁は職人さんの技術で仕上がりが変わります。

実績のある専門家にお願いするのが安心です。

自分に合った素材を選ぶ 漆喰や珪藻土、それぞれの特徴を理解して、自分たちの暮らしに合ったものを選びましょう。

メンテナンス方法を確認する 塗り壁の種類によってお手入れ方法が違います。施工前に確認しておくと安心です。


まとめ

塗り壁が人気の理由は、自然素材を使った体にやさしい壁であること、

湿気を調節して快適な空間を作ってくれること、そしてデザインがおしゃれなところです。

「健康的で快適な家に住みたい」「おしゃれな家にしたい」と考えているなら、塗り壁はとても良い選択です。

少しでも気になる方は、ぜひ専門家に相談してみてください。あなたの理想の住まいを実現する、素晴らしい選択肢になるはずです!

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