2.全棟長期優良住宅

全棟長期優良住宅

「長期優良住宅」とは、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の基準をクリアし、認定を受けている家のことです。

 

認定基準の中には、建築基準法に無い厳しい基準がたくさんあります。
大きく分けると「最高の性能」と「長期利用による劣化対策の維持管理のしやすさ」の2つです。

 

耐震等級3を取るための構造計算やW断熱による優れた断熱性能、メンテナンスの容易性を高める自然素材(塗り壁・無垢床)の採用は、
私たちの家づくりにおいて欠かせないものになっています。

 

 


 

認定基準には以下のものが含まれています。

  1. 劣化対策:数世帯にわたり住宅の構造躯体が使用できること
  2. 耐震性:大地震が来ても、改修の容易性や損傷レベルの低減を図り、継続利用できること
  3. 維持管理・更新の容易性:建物内の設備・配管についての維持管理(点検・清掃・補修・更新)が容易なこと
  4. 省エネルギー性:断熱性能などの省エネルギー性能が確保されていること
  5. 居住環境:地域の良好な景観形成に配慮されていること
  6. 住戸面積:良好な居住水準を確保するために必要な規模があること(戸建ては75㎡以上)
  7. 維持保全計画:定期点検、補修の計画がつくられていること
  8. 災害配慮:自然災害による被害発生の防止または軽減に配慮されたものであること

 


 

加度商では、人生100年時代を見据え、建てた後もお子様やお孫様の代まで
安心して快適に暮らしていただけるそんな家を建てたいと思っております。
だからこそ、長期優良住宅を標準仕様とし、加度商が建てる全ての家に最高の品質をお届けしております。

 

認定基準を元に加度商の性能面についてご紹介します。

耐震性

全棟「耐震等級3」+「制振装置」を搭載

耐震等級とは、地震の力の作用がどの程度の大きさになるまで、柱や梁などの構造躯体が傷を受けたり、壊れたりしないかを「等級」で示す判断基準です。
等級は3段階に分かれ、数字が大きいほど耐震性能が高くなります。

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阪神・淡路大震災相当の地震でも倒壊しない程度。一般の住宅の耐震性能

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建築基準法の1.25倍の耐震性。病院や学校等避難場所となる建物の耐震性

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日本の最高レベル。建築基準法の1.5倍の耐震性。消防署や警察署等の防災の拠点となる建物の耐震性

 

2016年に起きた熊本地震では震度7の大地震が2回観測され、
耐震等級が1,2の住宅は大破や倒壊が起きたりと大きな被害が発生しました。

 

しかし、耐震等級3の住宅では軽微な損傷を追う程度でほとんどが無被害で終わりました。

近年大きな地震が増えています。
平成28年~令和5年の間に震度5以上の地震が39回も起きています。(国土交通省 気象庁調べ)

 

 

これからの時代に耐震等級3は必須です。

 

 

制震ダンパー(KRASOL)

大きな地震がやってくるのは、一度だけとは限りません。
熊本地震のように余震を含め、度重なる大きな地震が発生した場合、家はダメージを蓄積し、耐震性だけでは耐えられない可能性があります。
加度商は、耐震だけではなく「制震」の技術に着目。地震の揺れを制御する制震技術で、繰り返す地震から住まいを守ります。

建物が地震エネルギーをすべて受け止めて耐えようとするため、構造躯体へのダメージが大きく、余震や別の地震の際に本来の性能を発揮できない可能性があります。

地震エネルギーを制震装置が吸収。建物の揺れが抑えられるため、構造躯体へのダメージが軽減されます。

 

30年以内に来ると予測されている南海トラフ地震に備えて耐震と制震のハイブリットで皆様の暮らしを守ります。

 

劣化対策、維持・管理更新の容易性

出来るだけ大きな修理を必要とせず、簡単なメンテナンスで長期間安心して暮らせるような家づくりを実現します。

自然素材(無垢床・塗り壁)

・無垢床

無垢床はしっかりとした厚みのある天然木でできており、表面に傷ができても紙やすりなどで簡単に補修することができます。
一般的な複合フローリングと違い、経年劣化で表面の仕上げ材だけが剥がれるといったことが無いため後の張り替えも必要ありません。

 

・塗り壁(珪藻土)

調湿効果のある塗り壁は、結露やカビが生えるのを防いでくれます。また、継ぎ目が無いため剥がれるといった心配がなく、傷ができても専用の粉を水で溶かして付けるだけなので補修もご自身で簡単にすることができます。

 

・外壁(塗り壁)

外壁も塗り壁にすることで、サイディングのような継ぎ目が無くなり、コーキング剤の充填をする必要がなくなります。そのため、雨や紫外線による経年劣化で継ぎ目部分から雨水が入るといった心配がいりません。
また、室内の壁とは違って、雨風の影響で汚れが付きやすい外壁はできるだけコテむらを抑えた塗り方にし、お手入れがしやすいようにしています。

 

壁内結露

外部と室内の温度差によって生じる壁内結露は健康や住宅強度に大きな被害を与えます。
壁内にできた結露によりカビが発生すると柱や壁にも繁殖し、アレルギーになったり、住宅の強度を劣化させる原因になります。
そこで、加度商が標準仕様にしている「セルロースファイバー」という断熱材には、調湿効果を持っているため壁内の湿気を吸収し、カビの発生を防いでくれます。

 

タイベックシルバー

「タイベックシルバー」とは、透湿・防水性能と遮熱性能を持つシートで屋根部分に施工しています。
外部からの雨水の侵入を防ぎ、室内の湿気を外に放出してくれるだけでなく、太陽からの輻射熱を反射します。
また、冬場は暖房による熱放射を防ぐので魔法瓶のように室内の温かさを保つことができます。
このタイベックシルバーは30年使用しても耐久性がほとんど変わらず長期間効果を発揮してくれます。

 

省エネルギー性

断熱性能 G2グレード・W断熱

加度商の建てる家は、Ua値が0.46で「高気密」、「高断熱」により一年中快適に過ごすことができます。

※UA値(外皮平均熱還流率): 換気の熱損失を除いた熱損失量を、床面積ではなく床、天井、開口部の面積の合計で割った値です。
外皮(壁、窓、天井、床)全体からの熱の逃げにくさを表す値で、低い方が高性能を意味しています。  

※HEAT20:断熱、遮熱といった性能の評価基準の事

 

日本では、壁の中に充填する「内断熱」か外に貼る「外断熱」のどちらかが主流ですが、
加度商の建てる家はその両方のメリットを持ち合わせたW断熱です。
Wの断熱効果で、階段やロフト、吹き抜けのある大空間を楽しみながら、快適な室内環境を実現します。

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内断熱:セルロースファイバー

環境にやさしく、高い断熱性と耐久性を誇るため加度商の家には必要不可欠な断熱材で、標準仕様にするために自社で施工しています。

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外断熱:EPSボード

発泡プラスチック系の断熱材で、熱伝導率が低く、断熱性能が高いのが特徴です。

 

セルロースファイバー

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一般的によく使われる「グラスウール」という断熱材では、配線部分を避けて施工するためどうしても隙間が生じ、断熱性能を十分に発揮することができません。

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加度商が標準仕様にしている「セルロースファイバー」なら隙間なく敷き詰めることができるため断熱性能をしっかりと発揮してくれます。また、「防火」、「防音」、「調湿」、「防虫」といった性能も持ち合わせている優れた断熱材です。

 

樹脂窓

家の断熱性能には「窓」も大きく関係しています。窓部分は熱を通しやすく、結露が起きやすいので水分を吸ったカーテンにカビが発生したりと大きな窓を嫌う人も多いかと思われますが、窓フレームを外部も内部も「樹脂サッシ」にし、「Low-E複層ガラス」と組み合わせることで、断熱性が高く、結露の生じない設計にしています。

 

第一種換気

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第一種換気は、給気と排気の両方を「機械」で行います。

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第二種換気は、給気のみ「機械」で自然排気をするやり方になります。

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第三種換気は、自然給気で排気のみ「機械」で行います。

自然換気だと気密性が低く、外気の影響を受けやすいためエアコンの効き目が悪くなるといったデメリットがあります。
第一種換気は、給気も排気も機械で行うため換気効率の良さに加え、気密性が高く、外と室内の空気の出入りを抑えるので断熱性の低下を防ぎます。

 

これがランニングコストを抑えつつ、吹抜けや大空間のリビングでも一年中エアコン一台で快適に過ごせる秘訣です。

 

維持保全計画

建物及び設備機器の充実保証に加え、オーナー様専用アプリ「KADOCLUB」の登録により、
24時間365日の修理対応や点検のお知らせ、履歴を確認することができます。

設備などの保証については こちら

 

災害配慮

省令準耐火構造

加度商の家は、「省令準耐火構造」といって簡単に言うと「燃えにくい木造住宅」になります。
これにより安心安全なだけでなく火災保険の内容も大きく変わります。住宅ローンを利用する場合、火災保険に加入が必須になりますが
「省令準耐火構造」であれば鉄筋コンクリートなどと同じ保険率で加入することができ、
非耐火構造の家(一般の木造住宅)と比べて保険料が約半額~6割引きになります。

 

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅は劣化対策や、耐震性、省エネルギー性などの住宅性能が高いことに加えて、下記のメリットを受けることができます。

税制控除・減税

「長期優良住宅」を取得した住宅は、多くの税制措置を受けることができます。住宅ローン、登録免許税、不動産取得税、固定資産税などが含まれます。

住宅ローン控除

控除対象限度額
3,000万円

4,500万円

登録免許税

建物の保存登記にかかる税金
1.5/1,000

1/1,000

固定資産税

建物にかかる税金
3年間1/2軽減

5年間1/2軽減

 

不動産取得税

不動産購入時の控除額
1,200万円

1,300万円

贈与税

両親から援助される資金の非課税額
500万円

1,000万円

 

住宅ローンの金利優遇 

長期優良住宅の認定があれば、住宅ローンの金利優遇が受けられます。最長50年のローン供給ができる「フラット50」や高品質の住宅だけ受けることができる「フラット35S」など各金融機関の商品内容にもよりますが、通常より金利が安くなるので長い支払い期間も安心です。詳しくは「家づくり講座」にてご相談ください。

「家づくり講座」については こちら

 

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